ロシア・ウクライナ戦争にて、ウクライナの首都キエフ近郊の町イルピン(Irpin)の道路に 2022年3月1日にロシア軍兵士の死体が横たわっていた。ウクライナの路上に散乱したロシア軍兵士の死体の横を、水を担いでウクライナ住民たちが歩いた。各都市の死体安置所はロシア軍兵士の死体で溢れかえっていた。ウクライナ政府は、2022年3月2日にロシア軍兵士の死体写真をネットに掲載した。
ウクライナ当局は、ロシアのクレムリン当局の検閲に対抗するために、ロシア軍兵士の陰惨な死体の写真をネット上で公開した。戦闘がエスカレートし続けるなかで、写真の画像がウクライナ内務省と治安局が運営するさまざまなテレグラム・チャンネルに投稿された。悲惨な写真の中にはには、野原に横たわるロシア軍兵士の切断された死体とその筋肉と臓器が並んで写っていた。迷彩服に身を包んだロシア軍兵士が、爆撃を受けたロシア軍の戦車や車両のそばで雪の中に凍りついて横たわっていた。黒焦げになり、血まみれになった部隊兵士の死体の残骸が、道端に横たわっていた。
本格的な攻撃を2022年2月22日に開始してから数日経っても、ロシア軍は自国の兵士が何人殺されたか、あるいは捕虜になったかを明らかにしない。ロシア軍当局は、多少の損害があったが、その数はウクライナ軍が被った損害よりもはるかに少なかったと述べた。ロシア国防省は開戦以来、ロシア軍人の死者数は一度しか報告していない。3月2日に、ロシア国防省は、ウクライナでロシア軍兵士498人が死亡、1,597人が負傷したと発表した。
Warning: Bodies of dead Russian soldiers lie on a road in the town of Irpin near Kiev, 1 March 2022.(Profimedia.cz)