湾岸戦争にて、1991年2月1日にカフジ中心街に殺害されたイラク軍兵士の死体が、路上にうつ伏せで横たわった。カフジの戦いは、湾岸戦争の最初の地上戦で、イラク軍兵士の死者は約300人に達した。
1991年1月29日から、サウジアラビアの海岸沿いのカフジ郊外をめぐる激しい戦いは、アメリカ軍の砲撃と空爆に後方支援されたサウジアラビアとカタール首長国の部隊が、イラク軍と戦車を退け、アメリカ軍海兵隊の偵察隊2チームの12人を2月1日正午頃にカフジから解放した。
1月17日の湾岸戦争の開戦以来、ペルシャ湾に面した人口4万5000人の町カフジは放棄され、建物はサウジアラビア海兵隊の形ばかりの守備隊が防衛した。イラク軍の湾岸戦争の大規模な地上戦で、カフジが約400から600人のイラク軍と40から45台の戦車に制圧された。12人の海兵隊偵察隊は1月29日夜以来、カフジに閉じ込めらた。イラク軍兵士は装甲兵員輸送車で機関銃を構えて、イラク軍は非常に速く進撃した。
アメリカ軍はカジフの戦闘での死者は無言であった。サウジ筋は、12人のサウジ人と28人のイラク人が死亡したと述べた。AP通信は、サウジ軍最高司令官は、イラク人の死者は200人に上ると伝えた。イラク人捕虜は161人から400人強に及んだ。
アメリカ軍海兵隊はカフジから西に約80km離れたクウェート国境を越えて侵入したイラク軍を2回撃退した後に、イラク軍がカフジから撤退した。西側への侵攻で海兵隊員11人が死亡、さらに2人が負傷した。イラク軍は占領下のクウェートで、地雷原、有刺鉄線、要塞の背後に陣取っている。一方、海兵隊はサウジ北部国境に接近し、将来の地上攻勢を見越して前方の陣地を占領した。