ウクライナ軍の反撃で解放したドネツク州のネスクチノエ村で、2023年6月13日にウクライナ軍に殺害されて死亡したロシア軍兵士の死体の側をウクライナ軍の戦闘員が歩いた。ネスクチノエ村の路上にはロシア兵が死体が横たわった。
2023年6月10日に、ウクライナ軍がドネツク州のネスクチノエ(Neskuchnoye)村を激しい戦闘で解放したと6月11日に報道された。6月15日に、ウクライナ軍は東部および南部方面の領土を徐々に解放していると公表した。6月4日からウクライナ軍の反撃が始まった。モクリ・ヤリ川の周辺にある集落の一つであるネスクチノエ村の住民は一人も発見されなかった。反撃作戦開始して以来、ウクライナ軍がロシア軍の占領地に南進して奪還したと発表した。ロシアが侵攻する前は、数百人の住民が住む村の建物のほとんどが被害を受けた。
Warning: A fighter of the Armed Forces of Ukraine walks past the body of a dead Russian soldier in Neskuchnoye (Oleksandr Ratushniak/Reuters/Scanpix/LETA)
吹き飛ばされたロシア軍兵士の死体が、放棄されたロシア軍車両の隣に放置された。少なくとも3人のロシア軍兵士の死体が、路上に横たわった。州都ドネツク市の南西約90kmに位置するネスクチノエ村で、ウクライナ軍の侵攻が確認された。ネスクチノエ村は、2014年にも一時的にロシア軍に占領された。ロシア軍の支援を受けた戦闘員がドネツク州と隣接するルハンスク州の広大な土地を占拠した。その後に、ネスクチノエ村はウクライナに戻ったが、2022年2月24日の侵攻直後にロシア軍に占領された。
Warning: The body of a Russian soldier who was blown up lies next to an abandoned Russian military vehicle (REUTERS/Oleksandr Ratushniak)
ウクライナ軍当局は、攻勢の直前ははほとんど情報を提供しなかった。6月12日時点で、7つの集落を奪還したと発表した。ロブコヴェ(Lobkove)、レヴァドネ(Levadne)、ノボダリフカ(Novodarivka)、ネスクチノエ(Neskuchnoye)、ストロジェヴェ(Storozheve)、マカリフカ(Makarivka)、ブラホダトネ(Blahodatne)村が解放されたと述べた。ウクライナ軍は最大約6.5km前進して、南部の前線100kmに沿った90平方kmの土地を奪取したと公表した。ロシア軍とウクライナ軍は、ウクライナ東部と南東部のドネツク州とザポリージャ州の国境沿いで激しい衝突が発生して、反撃の一環として一連の村を奪還した。