6/05/2022

The body of 17-year-old Sergey Danil is moved from the morgue in Mykolaiv, Ukraine, on March 21.The bodies of Ukrainian soldiers are stored in a room at the Mykolaiv city's morgue.

 ロシア・ウクライナ戦争にて、ウクライナ軍は、南部のミコライフ(Mykolaiv)でロシア軍の侵攻を防御した。2022年3月21日に、ウクライナ南部のミコライフで、ロシア軍の侵攻で殺害された17歳の弟のセルゲイ・ダニル(Sergey・Danil)新兵の死体が、死体安置所から埋葬のために柩に入れて移送された。死体安置所で兄のセルゲイは、約1カ月間のロシア・ウクライナ戦争により、家族や友人に膨大な犠牲を受けた。17歳の弟のダニルは、地元ニコライフの領土防衛隊に入隊した。18歳の誕生日を2日後に控えて、ロシア軍との銃撃戦で殺害された。兄のセルゲイは、近所の2家族と一緒に死体安置所まで、一緒に死体を引き取りに来た。「母にどうやって死んだ息子の弟を渡せばいいのか全く分からない」と嘆き悲しんだ。










Warning: The body of 17-year-old Danil is moved from the morgue in Mykolaiv, Ukraine, on March 21. (Photos by Salwan Georges/The Washington Post)


 その他の多数のウクライナ軍兵士の死体は、埋葬されるまでミコライフ市内の死体安置所の一角に並列された。死体は死体安置所の床上に列状に並べられた。ほとんどの死体は、軍服を装着して、ぐちゃぐちゃに損傷していた。手足がない死体もあった。死体を検死しても誰が死んでいるのか把握するのは困難であった。


Warning: The bodies of Ukrainian soldiers are stored in a room at the city's morgue.(Photos by Salwan Georges/The Washington Post)

 ニコライフは、ウクライナ軍が戦略的に重要な黒海の港であるオデッサへのロシア軍の攻勢を防御した戦場であった。その防御戦により、ウクライナ軍兵士の死体が積み上げられ続けた。ミコライフに対して、ロシア軍のミサイルがウクライナ軍の兵舎を襲撃して、数十人が死亡した。特にウクライナ軍新兵が、寝泊まりしている兵舎が爆撃された。ミコライフ街中の青と黄の旗は半旗に下げられた。死体安置所には、運搬車両のバンで次々に死体が運ばれてきた。一部の死体には、ピクニック用の毛布にくるめて運ばれいた。

 ロシア・ウクライナ戦争が膠着状態に陥っても、ロシア軍はウクライナの都市を爆撃、空爆し続けて、都市部は荒廃して、民間人は無差別に巻き込まれて殺害された。ウクライナ軍がロシアの攻撃者に損害を与えても、反撃を行っても、ロシア軍の都市部への無差別の爆撃は継続した。