2023年6月16日、ウクライナ南部ケルソン州のノヴァ・カホフカ(Nova Kakhovka)ダム崩壊後、洪水が引いた後に、ロシア支配地域ケルソン地方のホラ・プリスタン町で、ボランティアと自治体職員は、浸水した家屋から死体を取り出した。6月6日、ウクライナ南部のケルソン地方のノヴァ・カホフカダムが決壊して、町が水没した。ロシアとウクライナは崩壊の原因を互いに非難している。ウクライナ当局ロシア占領下の南部の町の浸水は減少したが、瓦礫の下には遺体が残った。ロシア軍がドニプロ川の西岸で砲撃を続けているため、資源が不足している。
ロシア軍が占領しているホラプリスタンの浸水した地域の破壊は壊滅的であり、瓦礫の下にはまだ死体が埋まっていたと、ウクライナ軍政部は、6月21日にテレグラムに投稿した。水位は徐々に下がっているが、ホラ・プリスタンの東部、中部、沿岸部は部分的に浸水したままである。浸水した町の家屋の破壊は壊滅的である。死者の死体は瓦礫の下に埋もれている。町の大部分ではガスも電気も供給されておらず、町の一部の下水道はまだ水没している。
2023年6月6日未明に、ノヴァ・カホフカダムと水力発電所が崩壊した後に、水位が上昇を続けて、ケルソン地方の占領地域は壊滅的と公表した。住民は、救助もなく、水もなく、ただ浸水した集落の家の屋根の上にいるだけであった。人、動物が死んだ。浸水した家々の屋根からは、溺れた人々が浮かんでいるのが見える。向こう側にもそれが見える。ケルソン地方の占領地域から人々を脱出させるのは非常に難しい。6月7日から、ケルソンでの捜索・救助活動は本格化するも、発砲や着弾する大砲の音は継続していた。ケルソン地域全体で1,400人以上が避難し、ドニプロ川西岸の1,800戸以上の家屋が浸水した。
ノヴァ・カホフカダムは重要なインフラであり、ザポリツィア原発を含むウクライナ南東部の大部分とクリミア半島に水を供給している。ウクライナ農業省は、1万ヘクタールの農地が氾濫して、ウクライナ南部の畑は砂漠化する見込みを公表した。6月6日午前3時頃に、ロシア軍はカホフカ水力発電所を爆破し、水位を上げてドニプロ川のアプローチと左岸、そこにある集落を氾濫させた。ウクライナ軍が今後反抗攻勢を困難にした。但し、ダムが故意に攻撃されたのか、それとも決壊が構造的な欠陥によるものなのかは不明のままである。衛星画像では、橋の一部が失われたのは6月1日から2日であった。
Warning: Volunteers and municipal workers grab the body from a flooded house in the town of Hola Prystan in the Kherson region, Russian-controlled territory, after flood waters receded following the collapse of the Nova Kakhovka dam, Ukraine on June 16, 2023. (Stringer/Anadolu Agency)