ウクライナ東部ドンバス州北部のクラマトルスク(Kramatorsk)の鉄道駅が、2022年4月8日午前10時にロシア軍のロケット攻撃を受けて、約5人の子どもを含む少なくとも60人が死亡して、約110人以上も重態となった。クラマトルスク駅では、ロシア軍の侵攻の中、多数の市民がより安全な地域に避難していた。血液が散布され地面に散乱した荷物や黒焦げの車の隣に、死体が散乱していた。ロシアの鉄道駅襲撃の余波を受け、クラマトルスク駅周辺で死傷者の間を救急隊員が緊急対応した。
Warning: Emergency personnel walk among injured people lying on the platform in the aftermath of a rocket attack on the railway station in the eastern city of Kramatorsk, Ukraine. (Anatolii Stepanov/AFP)
ロシア当局は長年にウクライナが分離主義者の東ウクライナに空爆を行い、子どもを含む民間人を殺害したと非難した。ウクライナ当局によると、攻撃当時に、クラマトルスク駅と周辺には約4000人の市民が在留して、多くが、ロシア軍の侵攻の地域から離れるよう呼びかけられた女性や子どもたちだった。クラマトルスク駅の隣の地面には、ロシア語で子供たちのために報復と描いた大型ロケットの残骸も確認された。
2発のロケット弾がクラマトルスク駅を襲撃して、ウクライナ鉄道は4月8日に攻撃を鉄道の旅客インフラと住民に対する意図的な攻撃と非難した。クラスタ弾を搭載した短距離弾道ミサイル・トーチカUが致命的な攻撃に使用されたと発表した。非人間的なロシア軍は、戦場ではなく、市民を冷淡に殺傷している。罪のない市民への衝動的なロシア軍の攻撃は故意である。スーツケースの山の側に数人の死体が横たわり、武装警察官が監視した。厚い煙が立ち込める中、救急隊員が消火活動をした。
4月7日に、親ロシア派のテレグラムは、クラマトルスクから鉄道で避難しないよう市民に警告を発した。ロシア軍は、クラマトルスク駅の攻撃への関与を否定した。ロシア当局のドミトリー・ペスコフ報道官は、ミサイルの種類から、ロシア軍の攻撃はすでにロシア国防省によって否定されたと述べた。ロシア軍は同種のミサイルを使用していない。4月8日のクラマトルスクで作戦はない。ロシア当局は、2月24日に同国が侵攻を開始して以来、民間人を標的にしたことを否定している。
5人の子供を含む約60人が死亡し、弾道ミサイルにはクラスター弾が含まれた。クラスター弾は、空中で爆発させ、より小さな爆丸を広範囲に撒き散らし複数の目標に打ち込む残忍な兵器である。2022年4月8日にロシア軍のロケット弾攻撃により少なくとも20体の死体が駅の横でビニールシートの下に集団で地面に横たわった。その死体を、ウクライナの警察官が検死した。
Warning: A Ukrainian policeman bends over bodies laid on the ground after a rocket attack killed at least 30 people in Kramatorsk on April 8, 2022. (Fadel Senna/AFP)