3/24/2021

Helmet-clad members were killed on abandoned streets in response to civil and student riots in the Republic of Nicaragua.

 中米のニカラグア共和国での市民や学生の暴動に対して、廃墟の街路をヘルメットをかぶった隊員がパトロールしていた。母親と父親は、我が子の青年が虐殺された死体の側で慟哭した。破壊れた街路にて、白いシースの下に青年の死体が横たわっていた。その死体は素足であり、泣いた母親によって運ばれたリネンをかけられた。近所の友人は、ハンカチを持って悲しんだり、立ち尽くし驚嘆していた。
ニカラグア共和国で、オルテガ氏退陣を求める抗議活動は約2か月続く中でエスカレートした。これに対し政府は容赦なく弾圧を行っている。2018年6月16日の抗議デモで少なくとも約8人が死亡して、4月から勃発した抗議デモで合計178人が殺害された。2018年4月16日に、社会保障の保険料の引き上げと年金約5%の削減を強行した。4月18日から抗議デモが勃発した。ニカラグアのオネテガ政権は、警察や与党武装集団を投入して強引に鎮圧した。4月21日から、各地の抗議デモ参加者に対して、実弾も発射する激しく攻撃して、死傷者が急増した。4月23日から、首都マナグアの市民や学生らが約20万人のデモを決行して、オルテガ政権の退陣を求めた。5月9日に抗議デモに対抗する与党による親オルテガの大規模な集会も強行した。市民や学生の反オルテガ集団と与党の親オルテガ集団が衝突した。
 ニカラグア共和国において衝突や暴力事件が継続し,多くの死傷者が発生している。暴力行為の即時停止を呼びかけるとともに,2018年6月5日,米州機構(OAS)定例総会において、ニカラグア国民の支援のための宣言が合意されて採択された。ニカラグア政府が、米州人権委員会(IACHR)による特別フォローアップ機構(MESENI)及び独立専門家グループ(GIEI)の派遣,並びに国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の現地調査を受け入れと、円滑な任務遂行を期待されている。民主主義の諸原則に則った協議が重要であり、司教会議の仲介の下での対話を通じて諸問題が解決することが急務である。大規模なデモは少なく、一部の反政府市民団体による小規模なデモが突発的に発生し,警察が鎮圧している。