太平洋戦争にて、日本軍は1943年3月8日にブーゲンビル島の南西に進軍して、戦線の境界領域の中央にある700高地を占領して反撃した。700高地にアメリカ軍の激しい爆撃を受けて、多数の日本軍兵士が戦死して死体が散乱した。3月12日に700高地はアメリカ軍が再占領した。
日本軍は太平洋戦争の緒戦から1942年3月にブーゲンビル島を占領した。1943年2月には日中戦争から転出して参戦する日本軍兵士がブーゲンビル島に上陸した。1943年11月に上陸したアメリカ軍とオーストラリア軍と戦闘が勃発した。次第に日本軍兵士が損耗して、多数の戦死者を出した。日本軍は約65,000人未満に対して約21、500人未満が死亡した。アメリカ軍は約144,000人に約727人とオーストラリア軍は約30,000人に約516人が戦死した。
ブーゲンビル島は、ニューギニア島の東に位置し、ソロモン諸島の中で、最大の面積を占める。これらの作戦の間に多額の損失を被った日本軍は、その勢力の大部分をブーゲンビルの深い奥地と北と南の端に撤退したブーゲンビル島は深いジャングルと2000メートル級の山が連なる非常に険しい地形を有しており、しかもマラリアやチフスなどの病原体が蔓延している等、軍事行動には最悪の条件がそろっていたためである。栄養失調の兵士が続出し、餓死者やマラリア患者などがバタバタと倒れていった。とくに蚊によって媒介されるマラリアは猛威を振るい、栄養失調のものから次々と感染して体力を奪われていった。日本側ではブーゲンビル島を指して墓島と呼称された。
1944年3月の激闘の末から、アメリカ軍兵士は降伏する日本軍兵士を捕虜とせずに射殺を指令された。アメリカ軍内では物議を起こした、そもそもブーゲンビルの戦いは無駄で不必要であった。政治家のための戦争であり、人々を戦いに追いやること以外に何の役にも立たなかった。すべての人は戦闘を嫌悪して、誰もブーゲンビルで彼の命を失うことを望まなかった。
