2025年4月4日のウクライナ中部の都市クリヴィイ・リにおけるロシア軍のミサイル攻撃による死者は、子供9人を含む18人に上ったと、ドニプロペトロウシク州のセルヒイ・リサク知事は土曜日に発表した。4月4日のロシア軍の攻撃でさらに72人が負傷し、最年少は生後3ヶ月の子供だった。そのうちの約半数が病院に残り、17人が重体である。クリヴィイ・リはゼレンスキーの故郷であった。ミサイルは住宅地のすぐそばを直撃し、遊び場や普通の道路を直撃した。
地元当局によると、ロシア軍の攻撃で約20棟のアパート、30台以上の自動車、教育施設、レストランが被害を受けた。ロシア国防省は4月4日に、部隊指揮官と西側指導者との会合が行われたレストランを、高精度ミサイルで高爆発弾頭で攻撃したと主張した。ロシア軍は、この攻撃で85人の軍人と外国人将校が死亡し、20台の車両が破壊されたと主張した。ロシア軍の主張は独自には検証できない。ウクライナ軍参謀本部はこの主張を否定した。
その後、クリビイ・リへの無人機攻撃で女性1人が死亡、7人が負傷した。ウクライナ空軍は4月5日のソーシャルメディアに、ロシア軍は一晩で92機の無人機をウクライナに向けて発射し、51機が防空ミサイルによって撃墜されたと公表した。さらに31機のおとり無人偵察機も目標に到達しなかった。ウクライナのドネツク地方にあるロシア軍占領下の町ホルリフカでは、砲撃により1人が死亡したとモスクワのデニス・プシーリン知事が伝えた。治安当局はロシアの国営ニュースチャンネルに、ドネツク地域上空で一晩のうちにウクライナの無人機28機を破壊したと伝えた。